網膜・硝子体日帰り手術

硝子体とは、眼球の内腔をうめる透明なゼリー状の組織です。この組織が網膜を牽引したり、炎症を持続させたり、混濁したり出血することによって視力に障害を及ぼします。硝子体手術の目的は、この混濁した硝子体や増殖した網膜硝子体の組織、あるいは貯留した血液や病原菌を除去することなどで、疾患に応じた目的・効果があります。

日帰り網膜・硝子体手術

網膜とは、カメラでいえばフィルムにあたり光を感じそれを視神経に伝える役割をしています。
硝子体や網膜には多くの病気があり、放置した場合は失明に至るものもあります。 手術は眼球内へ照明用の光ファイバー、硝子体吸引器具を差込み、顕微鏡を見ながら行います。
日帰り硝子体手術のメリットは、日常生活あるいは社会生活へ早く復帰できることです。
費用は70歳以上の方は、窓口での上限があり1割負担の方14,000円以下 3割負担 57,600円以下、それ以上は窓口負担はございません。
70歳未満の方(3割負担の方)約150,000円です。
※高額療養費の対象となる場合、所得によって還付が変わります。

日帰り網膜・硝子体手術

麻酔・手術時間

麻酔

点眼麻酔とテノン嚢下麻酔という局所麻酔で行います。
手術中、触られる感じはありますが、痛みはほとんどなく、手術中は会話もできますので心配なく手術を受けていただけます。

手術時間

umejima_056手術時間は30分から60分程度ですが、これは病状によることは言うまでもありません。一般的に進行した網膜症であるほど長時間を要し、難症例では2時間を越えることもあります。当院では白内障手術と硝子体手術について十分に経験を積んだ 専門医が最新の医療機器を用いて手術を行っています。

 

硝子体手術を要する病気の説明

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症眼底写真糖尿病のコントロールが悪い状態が続くと網膜の毛細血管が虚血をおこし、出血や黄斑部に浮腫(黄斑浮腫)をおこし視力低下をきたします。またさらに進行すると新生血管が出現し大出血(硝子体出血)や牽引性の網膜剥離をきたします。

 

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症網膜静脈閉塞症は、読んで字のごとく、網膜の血管(静脈)が目詰まりを起こし(閉塞)、網膜がむくんだり出血したりして、ものが見えにくくなる病気です。
この病気は、血圧の高い方、慢性腎臓病の方で発症するリスクが高いことが知られており、男性では40代以降、女性では50代以降に、加齢とともに発症しやすくなります。日本人では40歳以上の約50人に1人(2.1%)に発症し、有病率(ゆうびょうりつ)は他のアジア人や白人より高いです。

 

硝子体出血

網膜の血管が切れて出血することで、眼球内(硝子体)に出血が溜まった状態で高度な視力障害をきたすことがあります。

網膜剥離

網膜剥離(横)
網膜と硝子体に異常に強い癒着がある場合、硝子体の液化や牽引により網膜に裂け目ができ、 その下に水(液化硝子体)入り込むことにより網膜剥離がおきます。放置した場合は失明することがあります。

黄斑円孔

黄斑円孔網膜の中心部(黄斑部)に穴が開く病気で視野の中央が見えなくなり視力が低下する病気です。早期の手術により視力回復が期待できます。

 

黄斑前膜

黄斑上膜網膜の中心部(黄斑部)を含む網膜の後極部に膜が張り、その膜が収縮することにより視力低下や、 ゆがみをきたす病気です。

 

黄斑変性症

加齢黄斑変性_眼底写真網膜の中心部(黄斑部)を含む網膜の下に新生血管が出現しそこからの滲出液や出血により高度な視覚障害をきたします。 加齢に伴う加齢黄斑変性症や高度の近視の方に生じる近視性黄斑変性症などがあります。

 

手術実績

手術実績

Tel.03-5845-8020